2008年10月28日火曜日

【思索】“良”と“悪”という二項対立でいいのかな



たいした経験も知識も教養も持ち合わせていないけど、 世の中にあるいろいろなモノを頑迷に“良”と“悪”に 分けて、むやみに“悪”を叩くような身勝手な人間にはなりたくないと思っています。


そうはいってもモノの良し悪しの判断は個人的なものですから、主観 として“良”と“悪”に無意識に選別してしまうことはあると思います。また、世の中にはどれだけ多くの人がどのように感じたか、というように、その主観の数がデータ化されている場合もあります。
それをもとにいろいろな分析が試みられて、世の中の全体的な(あるいは局所的な)動向を見るということはあるでしょう。

でも、ある意味では統計も個人レベルではあまり意味を成さぬように感じるのです。政治やマーケティングの世界にでもいない限り、結局好みは個人レベルで完結することが圧倒的に多いからです 。

個人的に良いと思うものがあるなら「こんなものがありますよ。こんな風に魅力的ですよ」とそっと人に教えてあげたくなる気持ちが良いと思います。わざわざ「このもののこれが悪だから、よくないよダメだよ」と喧伝して回る必要はないです。

自分が大切に思うものがあるなら、他者をけなさない。

難しいことだけど、折にふれて思い起こしたいことです。